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焙烙火矢
「ほうろくひや」と呼びます。「ほうらく」ではないよっ!(この間違いよく見かける)焙烙と呼ばれる陶器製(等)の入れ物に引火性物質を入れて放り投げるという、現代で言うところの火炎瓶のような武器。
IXAの兵科絵ではグレネードランチャーのようなものを抱えていますが、ああいうのは「石火矢」という兵器に区分されるので少し違うかもしれません。
強いて言えば、地面に落ちてる丸い物体が焙烙火矢ですね。
ちなみに石火矢は、フランキー砲とか国崩しとも呼ばれてたようです。
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フランキー砲の使い手 通称ドゴーン氏 |
弓矢の鏃(やじり)に油を染み込ませて火をつけて撃ち込む「火矢」とは違うものですが、少量の火薬を付け、導火線に着火して着弾時に爆発させる使い方をしたものが焙烙火矢の起源のようです。
騎馬鉄砲
IXA内の通称は「キテツ」歴史学上の呼称も「キバテッポウ」なので「鉄騎・テツキ」は誤用ですなw
史実では、戦国末期(というか大坂夏の陣)に伊達政宗や加藤清正が使用したみたい。
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仙台城の政宗像がモデルですな |
・・・・なんですが、
騎鉄隊はその性質上、馬をいちど停止させることに加えて射線上に乗ってきた馬が入らない位置に整列するという手順を踏まなければ発砲できないので、あまり実用的な戦術とは言い難いようでした。
そのせいか、最初はビックリ効果もあってか有効だったものの、以降は発砲体勢をとれないままボコボコにされたらしいです。
アホなブログ主は脳内シミュレート してみたところ・・・
馬上からだと一列発砲しかできないので数不足に陥り、馬から降りて多列の発砲体勢をとるにも、どんなにがんばっても30秒以上かかる。
次の鉄砲足軽のとこでも書くとおり30秒の空白は敵さんに150メートルの接近を許すことになるので、無敵どころかカモネギ状態になるのが騎鉄の正体じゃないかなーって思います。
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代表的な騎鉄被害者 |
銃身の短い連発銃を両手で乱射しながら突撃するのは戦国ゲーだけの話よ。?
鉄砲足軽
いわゆる火縄銃。持ってればいいってものでもなく、性能と運用方法が肝心であります。
当時の火縄銃は、有効射程で約150メートル、殺傷能力のある射程距離ともなると30~50メートルと言われています。
※有効射程距離・・・(概ね)人間サイズの的に50%程度の確率で命中できる距離
甲冑武者を乗せた馬の突撃速度は時速20キロ=秒速約5.5メートルくらいなので・・・
- 有効射程に入ってから約30秒
- 殺傷射程に入ってからは約9秒
結構ギリギリの勝負だったよーな気がします。
つーか、30秒で仕留め損なったら蹂躙されるわけで、信長さんはよくもまぁこんなハイリスクな武器を野戦で使う気になったもんですなw
よって鉄砲の効果を引き上げるために・・
- 砲身等の改良によって射程距離を伸ばす
- 射撃場に障害物を設置して目標物の進軍速度を遅くする
- 弾込めと射撃を役割分担することで射撃間隔を短くする
いろいろ考えてたようですが、基本的にはろう城用兵器ですね。
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弾幕薄いぞ何やってんのぉぉ |
赤備え
具足(鎧兜ですな)を赤色に染めた部隊のこと。赤い顔料は高価だったらしく強い人だけが赤(朱)を許されていたようで、つまり赤備え軍団というのは家内でも最強クラスの精鋭を意味するものだったようです。
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最強クラス |
元々は武田の飯富虎昌発案(?)のようで、武田軍団で著名な武将のカラーは赤ですね。
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ザリガニたち |
武田滅亡後、武田遺臣を吸収した徳川軍でも赤備えが流行ったようです。
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流行らせた人 |
おしまい
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